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第52話 怒れる女騎士(仮)

Auteur: O.T.I
last update Date de publication: 2026-06-19 21:01:54

裏路地を駆け抜けるエステル。道は細く入り組んでいるので彼女の本来の速度より相当抑えているが、それでもかなりのスピードだ。

彼女は宿から引き上げた大きな荷物を持っているが、特に邪魔にはなっていない様子。特に目立つのは、彼女の本来の得意武器である大剣。少女の見た目には全く不釣り合いなそれ……自身の身の丈程にも及ぶ長大なバスタードソードを、なんの苦もなく背負って疾走していた。

そして、彼女は声が聞こえてきた方向に進もうとするのだが……

「あっ!?また行き止まり!?もうっ!!早く行かなきゃいけないのに……!!」

裏路地は複雑に入り組んでいて、思うように目指すべき場所へと進むことが出来ない。こうしている間にも、女性が酷い目にあっているかも知れない……そう思うと彼女の心に焦りばかりが募っていく。

「……え〜い!こうなったら……最終手段だよ!!てぇ〜いっ!!」

そう言って彼女は……何と、その場から大きく跳び上がって建物の壁を蹴る。

タンッ!!

「はっ!!やっ!!せいっ!!」

タッ!

タンッ!!

タンッ!!

そうやって何度も掛け声を発して、道の両側の壁を蹴りながら、あっという間に上に登っていく。する
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  • 剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ   第38話 寛ぎの空間

    騎士の登用試験を受けに来たはずが、何故か後宮に泊まることになったエステル。平民がそんなところに泊まることになれば気後れしそうなものであるが……我らがエステルは全く気にしない。エステル・ハートは鋼で出来ているのだ。「こちらがエステル様のお部屋になります。ごゆっくりお寛ぎ頂ければと思います」「ふわぁ……凄く広い……」クレハに案内されて宿泊する部屋へやって来たエステル。そこは彼女が今まで泊まっていた宿などとは比較にならない豪華な部屋だ。扉を開けて中に入ると、先ずは広々とした玄関が迎える。ここだけでクレイと一緒に泊まっていた宿の二人部屋と良い勝負

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